院長ブログ

2011.04.18更新

震災にて「あすか製薬 いわき工場」が被災し、チラーヂンSの在庫が不足気味になっていた問題について・・・

『国外からの緊急輸入措置がとられ、4月19日より各所の調剤薬局に供給が開始される。』という公式通達がありました。
あすか製薬いわき工場も供給を再開したそうですが、再開やさきの予震(幸い、従事されているスタッフさんに怪我などはなかった様です。)や福島原発事故などの不確定要素が多数あります。

このため、安定供給が出来るまで、当分の間は長期処方を控えて(長くても1ヶ月以内の処方で・・)対処する様に、全国の医師会・薬剤師会を通じて全国の医療機関・調剤薬局へ通達がありました。

通院していただいている患者様方には、大変ご迷惑をおかけしますが、しばらく1ヶ月分までの処方でご対応お願いいたします。

投稿者: いしかわ日暮里クリニック

2011.04.06更新

福島原発事故で、漏洩したラジオアイソトープ(放射性同位元素)から被曝を避けるには・・・・・・

◎131ーI(ヨード)の被曝の軽減方法について

まずは冷静に御対応お願いいたします。

現在の時点で水道水に混入した放射性ヨードによる被曝ついては、あまり心配はありません。
水道水を飲んで甲状腺機能低下を招くほどの放射性ヨードを摂取するには、先日の金町浄水場での水質汚染データを基礎に計算すると、発表された時点で放射性ヨードで汚染された水道水を、トン単位(kg 単位でなく)で飲まない限りまずは影響はありません。

放射性ヨードによる被曝軽減については、海藻類など安全なヨードを多く含む食品(海苔、昆布、ワカメ、ひじきなど)を少量ずつ、摂取していただければことは足ります。

例えば、毎日、海苔付きのおにぎりを食べる、海苔付きのせんべいを一枚食べる、ごく少量の昆布やワカメ、ひじきを摂取していただけば事は足りるんです。

安全なヨードを摂取して、十分なヨードを体内(甲状腺内)に蓄えておけば無用な内部被曝(主に甲状腺への被曝を意味します)は避けられます。

買いだめや買い占めは必要ありません。
普段の生活通り昆布でだし汁をとったり、海苔巻きを食べたり、ワカメの味噌汁飲んだりすれば事は足りるんです。(日本の食文化は世界で有数の、ヨードを多量に摂取する食文化と言われています。)
冷静な御対応をお願いいたします。

農作物や、魚介類のヨードによる汚染については、日々変わっている汚染濃度の状況を見て、また計算してみます。
◎他のセシウムなどの放射性同位元素(ラジオアイソトープ)による被曝については、政府からの公式な発表を待って、冷静な対処を考えましょう。


荒川区日暮里の甲状腺外来(バセドウ病,橋本病など)はいしかわ日暮里クリニックまでお越し下さい

投稿者: いしかわ日暮里クリニック

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